七草粥から「ダイコン」にフォーカス!!

2020.1.09

 
   
   
   
   

しばらくおやすみしておりましたが再開です!
本年もどうぞよろしくお願い致します。
 
先日1/7は七草粥でしたね。
0.5合作ったのですが、温め直しの度にお湯をたすので一向に減らず本日8日も食べています。
(ひとりあるある。。。苦笑)
  
「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)」
この七草、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれ、無病息災を祈って
七草がゆを食べたのが始まり。江戸時代に広まったそうです。
効能としても、お正月で美味しいものをたくさん食べ疲れ気味の胃腸にはちょうどよい食べ物。
本日は、個別にその効能をざくっと紹介して最後に「ダイコン」について詳しくお届けします!!
  
□ 七草の効用
 セリ・・・・・・鉄分が豊富で貧血予防に。胃腸の調子を整えるという整腸効果も
 ナズナ・・・・・古くから民間療法で用いられてきた植物。利尿作用や解熱の他ビタミンKが豊富で骨粗鬆症予防にも。
 ゴギョウ・・・・咳止め・痰きり・喉の炎症・利尿・むくみに効果があると言われています。
 ハコベラ・・・・たんぱく質が比較的多く、ミネラルも豊富。サポニンやカロテノイドなど抗酸化作用もあり
 ホトケノザ・・・健胃・整腸作用、高血圧予防などがあるとされています
 スズナ・・・・・消化促進、葉にはビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、鉄、食物繊維が豊富
 スズシロ・・・・消化促進、消化不良や二日酔い、頭痛などに。
  

□ 大根の効能
 ビタミンの多くは「葉」に含まれます。
 ・カロテン、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カルシウム、⇨骨粗鬆症予防にぴったり
  
 メイン「根」の部分には
 辛みの成分である「イソチオシアネート」が含まれます。
 前にもご紹介したことはあるアブラナ科の野菜に含まれるこの成分
 デトックス作用が強く抗酸化力を高めてくれます。
 そのため、動脈硬化やガン予防、アンチエイジングに効果が期待できると言われています。

  
部位によって辛さが違う大根。「イソチオシアネート」の量も辛さに比例します。
またこの成分は揮発性のため、辛みを好む場合は食べる直前におろすのがおすすめです。
  
その他大根には
・アミラーゼ(でんぷん分解酵素)
・プロテアーゼ(たんぱく質分解酵素)
・リパーゼ(脂肪分解酵素)
などの消化酵素が含まれています。
大根おろしは、その効果がもっとも期待できる調理方法なんです。

  
□ 大根の選び方
・ずっしりと重みがあり、曲がっていないもの
・色白で皮のきめが細かく、ツヤとハリがあるもの
・ひげ根はできるだけ少め。そのくぼみを通る筋が、垂直にまっすぐ通ったものがベスト。
・茎の断面もチェック!!スが入ってると大根自体にもスが入ってる可能性大です。

  
□ 大根の保存の仕方
・まずは葉と根を切り分け保存(根の水分が葉にどんどん使われてしまうため)
・なるべく畑で生えている状態で保存。(二つに切って冷蔵庫に入れる場合ビニールなどで密封)
・大根おろしは冷凍保存可能なので使いやすい量ごとラップに包みジップロックなどにいれて保存

  
□ 大根の部位別調理方法

おろしの時、、、
薬味で使う場合は、先の方を細かい目でおろす。
おろし和えやみぞれ鍋に使う場合は、葉の方を大きめの目でおろす。
辛さが強い場合はレモン汁やすだちなどをかけるとおさえられますよ。

今回は秋から冬にかけてが旬でお疲れモードの胃腸を助けてくれる「ダイコン」にフォーカスしてみました。
近日中にとっても簡単な「ダイコン」の作り置き箸休めレシピを”もっと野菜”ページに公開したいと思います。
本日もありがとうございました。
 

広田 恭子

KYOKO HIROTA

ベジフルビューティーアドバイザー