トマトについての記事が遅くなってりしまい申し訳ありません。
猛暑からの残暑も厳しく、自然災害と大変な平成最後の夏となってしまいましたね。
この度の災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに被災されたみなさまに
こころよりお見舞い申し上げます。一刻も早い復旧を願っております。
では本日は、9月になってしまいましたがトマトについてフォーカス!!早速まいります。
魅力の一つはうまみ。
うまみ成分の代表格は「グルタミン酸」と「イノシン酸」
他にもたくさんの種類があるそうです。たとえばきのこの「グアニル酸」など
トマトには昆布や味噌や醤油とおなじように「グルタミン酸」が含まれます。
ちなみに鰹節は「イノシン酸」。「イノシン酸」は青魚や熟成肉などに多く含まれます。
うまみは他のうまみ成分と一緒にすることでうまみがUPします。
料理を思い浮かべるとわかる気がしますね!?笑
このトマトの「グルタミン酸」のうまみを多く活用しているのが(煮る、焼く&ソースetc)
イタリアやスペインを始めとする南欧州の料理ですよね。
「グルタミン酸」の多いトマトは?というと、
ゼリー部分が多く赤系にくらべると薄くピンク系の生食向きトマトの桃太郎やファーストなどではなく
サンマルツァーノ種やシシリアンルージュなど身が引き締まっている加熱用におすすめの赤系トマトになります。
家庭でドライトマトやトマトソースを生からを作るときは、シシリアンルージュなど赤系トマトを使うのがおすすめです。
うまみが凝縮されて美味しくできますよ。基本のトマトソースの作り方載せますね。
お手軽に生ではなく缶ですが。。。苦笑
【基本のトマトソース(ホールトマト缶)】
材料
・トマトホール 缶 1缶
・ニンニク 1片
・タマネギ 1/4
・オレガノ(ドライ ) ひとつまみ(…お好みで)
・塩 小さじ1/2杯
作り方
1 . 鍋にニンニクとオリーブオイル(分量外)を少量入れ香りがでたら みじん切りしたタマネギをしんなりするまで炒める。
2 . 1の鍋にトマト缶を入れへらなどでつぶしながら加えほかの材料も加える
3 . 中火で一煮立ち。あとは半量になるまでにとろ火で煮つめたら完成
それではトマトの最大の魅力であるリコピンについてザザザーーっとまいります!!
リコピンは赤やオレンジ、黄色など動植物に含まれる色素の一つでカロテノイドの一種。
抗酸化ビタミン”ビタミンACE(エース)”の必要な分だけ身体の中でビタミンAになるβカロテン
もカロテノイドですが、そのβカロテンよりも抗酸化作用が強いのがリコピンです。
その作用はなんとビタミンEの100倍以上とも言われています。
【リコピンの効果について】
1.美白と美肌効果
どうしてリコピンに美白効果があるのかというと、
ひとつは「紫外線だ。メラニン作らなくちゃ。」と作用する酵素『チロシナーゼ』に対して
リコピンが「待った!!メラニン作らなくていいよ〜」て働いてくれるからなんです。
この効果はビタミンEと一緒だとUPします。
もう一つはターンオーバーを正常にしていらなくなったメラニンを外へとおいやってくれるから。
ということは。。。隠れシミにも期待もてますね。
では、シミ意外の美肌効果は??というと。。。
紫外線を受けることによってシミだけでなくしわも増えますよね?それはコラーゲンを減少させてしまうから。
でも、リコピンがコラーゲンの生成を促進してくれるんです。
ビタミンCとの相乗効果で効き目もUPしますよ。
2.活性酸素(→身体の酸化)の除去力
活性酸素とはそもそもなんなのか。悪役にされていますが、実際生きていくためには必要なもの。
酸素を利用してエネルギー代謝をしていれば必ず生成されるものなんです。
その活性酸素を取り除くシステムがちゃんと働いていればそんなに問題ではないそうなのですが。。。
ストレスや飲酒喫煙、片寄った食生活、大気汚染や紫外線etcなど現代の生活環境で
増加しているこれらは外からやってくる活性酸素。そして体内で処理しきれなくなった私たち現代人。
この増えた活性酸素によって、細胞を傷つけるがんだったり、血管が錆びておこる動脈硬化などの生活習慣病だったりと
活性酸素が原因の一つになっている病気が増えていますよね。
活性酵素を除去する能力があるものが「抗酸化力」といわれているビタミンだったり
カロテノイドなどだったり。。。
トマトのリコピンは、1.の部分で説明した紫外線による活性酸素への働きだけではなく、
体内のいろんな場所で活性酸素を元の安定した酸素に変えてなくしてくれる力があるんだそうです。
【リコピンを効率よく吸収するために】
実は生のトマトよりも熱が加えているものの方がリコピンの吸収がUPします。
なぜなら細胞壁が破壊されて吸収がしやすくなるから。
ということは、生のままいただく場合はスムージーがもっとも効率よく摂取できる方法。
また油との相性もよく、一緒に使うと吸収力がUPします。
オリーブオイルと炒め合わせたり煮込んだイタリア料理などは理にかなった料理になりますね!
またリコピンの多いトマトはどの種類かというと、生食向きのピンク系トマトではなく
ミニトマトやシシリアンルージュなど皮がパリッと固めの赤系のトマトです。
高リコピンとして商品になっているトマトもありますし、オレンジ色のミニトマトも結構リコピンが多いです。
トマトのどの部分に多いかというと、トマト自身も紫外線から守りたいのでやはり皮。
食べ方によってはさようならしてもいいですが、リコピンを摂取したい場合は
なるべくなら皮のまま食べられる調理方法にしてくださいね。
以下効率良く吸収するためにを、まとめます。
・油と一緒に食べると吸収力UP
・生よりも加熱したもの
・生の場合はスムージーがおすすめ
最後に、ではいつ摂るのが一番吸収されるの?ですが、それは朝!!
時間がなければ、朝市販のトマトジュース、ヨーグルトシリアルなどでもいいかもしれませんね!
サラダもほしいところですが時間のあるときに。
日本で売られているトマトの種類も私が子供の頃に比べてかなり豊富になりました。笑
いろいろなトマトを食べてみて料理によって使い分けたり、私は美白!!絶対美白!!という方は
トマトジュースを活用したりして朝他の食材と組み合わせたり、スムージーにしたりしてみてくださいね。
でもトマトだけにならずに、まんべんなくいろいろな食材を食べるようにしてくださいね。
残暑厳しい毎日ですが、体調崩されないようお過ごしください。
トマトのレシピも順次公開させていただきます。
本日もありがとうございました。
WRITER
広田 恭子
KYOKO HIROTA
ベジフルビューティーアドバイザー