骨盤底筋の構造をわかりやすく伝える

2020.1.19

 
   
   
   
   

上の写真の骨盤底筋の名前に思わず反応して、このブログを見に来てくれた方は、
かなりの骨盤底筋通の人かも。

 

先週の金曜日に、五反田のBSM-Labで、「中高年のためのピラティス 骨盤底編」というタイトルでインストラクター向けのワークショップの講師を担当して来ましたので、ちょっと報告させていただきます。

上の写真は、スプリングスのスタッフが作成してくれた、骨盤底筋の位置を理解するための教材。

骨盤の大まかな骨のアウトラインを描いたものと、骨盤底筋の名前を書いたシートです。
インストラクター向けに、どうしたら骨盤底筋の複雑な構造をわかりやすく伝えられるか。

すでに何回か骨盤底筋の関連ワークショップをやって来ましたが、スライドやテキストを見てもなかなか理解するのが難しいエリア。

そこで、

まず紙に実際に絵を描くように書き込んでいく作業をしてもらいました。
筋肉の名前も難しいけど一つ一つ書きながら。

 

そして、下の写真は骨盤底筋構造のデモンストレーション。
セラバンドを一つの筋肉に見立て、起始停止を確認しながら順番につけていくと、
どのような働きをするかがわかりやすくなります。

骨盤底筋はたくさんの筋肉の集まりで、3層に分類できるのですが、
こうして身体を使った方が、立体的にイメージできますね。

お互いに引っ張りあってテンションのかかった状態になることで臓器を支え、
固定されている骨が少しずれるだけでも、全体が影響されてアンバランスになる。

スクワットしたときは?出産の時は?
など色々みんなでお互いのテンションを感じながらやるので、
印象に残ったんじゃないかと思います。

そしてペアワークで骨盤の骨指標の確認、骨盤底筋の触診。
実際に動きの中で様々なキューイングで収縮を確認。

骨盤底筋と腹部の深部筋とのつなげて、どのように全身の動きのなかで使えるようにしていくか。
構造がわかってくると体感もしやすくなり、さらにクライアントさんに効果的に伝えられると思います。

 

難しい内容をいかにシンプルに、わかりやすく伝えるか。
私の今年のテーマでもあります。

シンプルにしていくことって本当に難しいですね。
今までの知識をまとめ、さらにたくさんの本、文献を読んだり。

昨年に続きワークショップなどの講師の機会をいくつかいただいています。
わかりやすいって言っていただけるよう、頑張りたいと思います。

濱口 由美子

YUMIKO HAMAGUCHI

株式会社スプリングスピラティス代表
トップインストラクター
ピラティス /ジャイロトニック/ジャイロキネシス/理学療法士