外部主催ワークショップ「中高年のためのピラティス 足関節・足部編」の報告です

2019.6.15

 
   
   
   
   

またワークショプの報告になりますが、前回と同じBSM Labで講師をさせていただきました。

このワークショップは中高年のピラティスシリーズとして展開していますが、
普段のレッスンで疑問を感じているインストラクターだけでなく、
健康運動指導士、ヨガ、ジャイロトニック ®︎、ダンサー、理学療法士、そのほか様々な資格をお持ちの方が前回に続き参加してくださっています。

 

今回は足関節と足部。

一見、「足」とざっくりしたイメージの小さな部分ですが、最終的に地面と接して全体重を支える
重要な部位。
関節の変形は見た目の変化だけでなく、痛みが出たり、歩き方や様々な全身の動きに影響を及ぼします。

しかも、体の一番遠いところにあって、感覚もにぶかったりしますよね。
「動かしているつもりなのに、意識がいかない〜」思い当たりませんか?
それだけに、トレーニングや使い方の指導によって大きく変化の出るところでもあります。

 

足関節と足部に分け、
さらに足部を3つのパートに分け、
バイオメカニクスを理解しながら、アプローチしていきます。
インストラクターが正しい方向に誘導していくと、
それだけでも筋膜の伸びや関節のスペースの広がりを感じるので、
動きや安定性の変化がクライアントさんに伝わります。

 

次に足のアーチを作るための足裏の筋肉のトレーニング。
これは足の内在筋といって、いわゆる足のコアトレーニング。
長いふくらはぎからきている筋肉を使わず、足裏の筋肉だけを独立させて収縮。
思うように動かずムズムズしてしまいますが、意識して収縮することが大切。
どのように指導したら良いか、実践。

実際にマシンを使ったり、立位で荷重のトレーニング。

4ヶ月前に中足骨骨折をして動きの制限があったピラティスインストラクター、
終了後は地面にしっかり荷重でき、片足立ちでの安定感アップを実感していただけました。

段階的に内在筋トレーニングを進めますが、
動きがレベルアップしても収縮を確認してアライメントをチェック。
そして最後はパフォーマンスにつなげます。

 

インストラクターの皆さんにも、それぞれの足に関するパフォーマンスなどをあらかじめ決めてもらい、
最後にどのように変化したか実感していただけました。

例えば、
ヨガのポーズ、ダンスのパフォーマンス、片足立ちでの安定感など。
下の写真は私の自宅で、ラテンダンス用のシューズでウオーキング安定感確認(猫つきですみません!)

足裏、そして、足(足関節を含む)へのアプローチ、とても大切ですね!

次回は膝がテーマですが、足のアライメントと股関節の機能が膝にどのように影響するか評価しながら、
荷重でのエクササイズがたくさんできるようしっかり準備していきますね!
詳細はまだですが、9月13日金曜日午後の予定です。
決まり次第ウェブサイトでご案内します!

濱口 由美子

YUMIKO HAMAGUCHI

株式会社スプリングスピラティス代表
トップインストラクター
ピラティス /ジャイロトニック/ 理学療法士