先週日曜日は、宮城県角田市の仙南病院でピラティス勉強会の講師をさせていただきました。
年に数回のペースで、仙南病院の理学療法士や作業療法士のスタッフを対象に開催しています。
この日は天気がとても良く、日差しも比較的暖かな日。
上の写真は病院附属の老人保健施設から見える景色。
のどかな田園地帯の向こうに、真ん中あたりにぼんやり見える山の連なりが蔵王。
今年は雪が少ない方だとか。
東北のスキー場は、20年以上前に岩手の安比高原に行ったことはあるのですが、
蔵王スキー場も魅力的ですね。
蔵王といえば樹氷。一度見て見たいです。
さて、ピラティス勉強会ですが、仙南病院のスタッフが10名参加くれました。
若いセラピストが多く、和気藹々といつも楽しく講師をさせていただいています。
ピラティスなどのボディワークのコンセプトを臨床に取り入れ、
視野を広げて、自らも動けるセラピストに!
そんな思いを込めて、仙南病院の法人理事長である本多先生とこの会をスタートしたのが、
2012年の9月くらいだったと思います。
最初は動くことに戸惑い気味だったセラピストの皆さんも、
年数回と頻度は少ないものの、会を重ねるごとに自身の身体への意識が深まり、
動きが格段に進歩しています。
テーマを毎回決めて、
腰痛、骨盤底筋機能障害、大腿骨頸部骨折など疾患をテーマにしたものや、
肩甲帯、股関節、足部など、部位にフォーカスしたり。
今回はジャイロトニック、ジャイロキネシスの動きを体験してもらいながら、
足を含めた全身のつながりを意識しながら脊柱を様々な方向に動かす。
午前マットクラス、午後はピラティスマシンを使ってエクササイズ。


普段の動きには無い、ジャイロキネシスの独特の動きを体験後の感想は、
「ほぼ座って行うのに、呼吸があがって思ったよりもハード!」
「いつの間にか股関節の詰まりが取れた」
「胸が広がった感じ」
「座って行うのに全身使った感じ」
患者さんの動きはいつも評価して客観的に見ているけど、
いざ自分の体はとなると、このような機会がないと意識できないですよね。
午後のマシンでは、すでに何回かやったことのあるエクササイズを、
改めて制限を感じるところ、力のある入りにくいところを、
それぞれ分析してもらいながら行ってもらいました。
例えばリフォーマーのScooterというエクササイズ。
膝のアライメントを修正するだけではなく、
脊柱の軸の意識、骨盤の歪みの修正、股関節の適合性、足部の使い方の修正などしながら、
どの筋肉が制限あるいは使いにくいのか、
どこの修正をするとパワーが発揮できて楽にできるか。
それがわかるとスクワットやランジをセルフトレーニングとして行うときの
そのクライアントさんにどこを意識したら良いかを指導するのに役立ちそうですね。
それにしても、楽しそうですよね!
いつもこんな感じであっという間に時間が過ぎていきます。

仙南病院のスタッフの皆さん、お疲れ様でした!
次は4月頃に伺います。
WRITER
濱口 由美子
YUMIKO HAMAGUCHI
株式会社スプリングスピラティス代表
トップインストラクター
ピラティス /ジャイロトニック/ 理学療法士