番外編_ロムデュタン シニエ ア・ニュ@銀座SIX

2018.10.08

 
   
   
   
   

またまた番外編ではありますが。。。
先日銀座SIXに入っている「L’homme du temps signé à nu」のランチにお邪魔してきました。
本店(と呼んでいいのかな?)は、広尾の「à nu retrouvez-vous
広尾「ア・ニュ」のエスプリを引き継いだ簑原祐一シェフのフレッシュな感性を感じることのできるフレンチレストラン。
(←本家HP引用)
「ア・ニュ」はもちろん「タテルヨシノ」や「ロオジエ」などのフレンチの名店で修行を積んだ若手シェフのお店です。

店内は紺色のソファー、濃いめのチェリー木目、白い左官の壁面に直接描かれているアート。と落ちつきながらも
さりげないこだわりの感じられる空間です。
 
 
乾杯のドリンクは飲めない二人なのでシャンパンは残念ながらパスすると
台湾緑茶(?とおっしゃてたと思います。汗)にスパークリングを合わせたノンアルコールドリンクを
すすめてくださったのでそれにしました。初体験のティースパークリングは非常にさっぱり。(そりゃそうですよね。笑)
魚系オードブルが多かったので、ペアリングに脱帽。笑
 

一品目 写真構える準備をしていなくてガラスのドームに燻製の煙が充満している状態でサーブされ
ガラスドームを取ると、燻製の香りで包まれるという演出でした。
本当は枝豆チップスの上にホタテの燻製のムースとキャビア+燻製枝豆トッピングなのですが、
残念ながら大豆アレルギーの為枝豆もたべられない私はライスペーパーに(泣)燻製の香りがついた
クリーミーなホタテのムースとキャビアの塩気のハーモニーは合わないわけがない!笑 
演出や燻製の香りなどこだわりを感じた一口アミューズでした。
 
 

オードブルの一皿目は、焼きとうもろこしのポタージュに旬のトリュフが贅沢に使用されています。
トリュフの香りは思っていたほど強くなかったのですが、とうもろこしを生ではなく”焼き”を使ったことによる
甘みと香ばしさが口いっぱいに広がり笑顔になれる一皿でした。
 
 

オードブルの2皿目は、「炙り秋刀魚のコルネとポワブルテュミット 肝ヴィネグレット」パリパリの円柱状のカネロニを
崩しながら食します。蒸し茄子のトロっとした食感の違いも楽しめますが、
秋刀魚の肝がソースに絡めてあり、そのほろ苦さとヴィネグレット、柑橘の香りのする胡椒(←詳しく聞けばよかったです)
のマッチングがとっても美味しかったりと非常に手が込んでいる印象を受けました。
 
 

スープは「鱧のフリット 松茸とパクチー ラビオリ コンソメ」鱧のフリットの上にたっぷりの松茸スライスが!!
コンソメのスープはお皿がサーブされたあと注がれます。フリット部分がスープをほどよくすって少しモチっとした食感に。
トマトも入っていたのですが、このトマトの酸味がまたちょっと変化与えてくれて口の中で混ざると美味しさが倍増。
計算されてるなー。と感じました(笑) パクチーと松茸の香りの共演も初体験で面白かったですし、パクチーがあった方が正解!
だと思いました。
 
 

つづいてはお魚のメイン「カマスのルーロー イクラの昆布〆 平兵衛酢」里芋がすり潰された周りにかますがぐるりと巻かれています。
イクラの昆布〆はとっても上品な味のイクラ。濃厚目のソースにヘベスが使われていると思うのですが
(かぼすなどに比べ酸味がマイルドなんだそうです)このソースが私にとっては今日一美味しいおソースでした。
これももうちょっと詳しく聞くべきでしたね。。。苦笑
 

そしてお肉のメインは「埼玉鴨 カルダモン」埼玉の鴨というのはびっくりでしたが、美味しい鴨肉でした。鴨の下はおくらのフリットと焼きねぎ
、黒いのはトランペット茸というキノコのソテー。旨味がギュッと凝縮された歯ごたえしっかりのキノコでした。
死者のトランペット(trompette de la mort)という名前らしいですが、どうやら高級きのこのようです。
炊き込みご飯か混ぜご飯でバター少し足したら意外と美味しいかもしれないキノコだと思いました。
 
 

お口直しはシャーベットなどではなくなんとお茶でした。テアニンがたっぷりでダシのような旨味のするお茶。
その旨味をたっぷり味わうには低温抽出が絶対条件だそうです。たしかにテレビで昔聞いた気が。。。
このお茶、さらに茶葉も食べられるそうですよ。全然苦味や渋みはありませんでした。
 
デザートは、ワゴンデーセル。テンションあがって、すっかり写真を撮り忘れてしまいました。(←何度目だ!?汗)
はちみつミルクのアイス(他アイス2種)やプリン、モンブランタルト、洋梨とナッツのタルト、
ショートケーキ、シャインマスカットのブラマンジェ、ティラミス、オペラetcでした。
(思い出せた範囲で書き出してみました。笑)
 
丁寧につくりこまれたお料理はシェフの熱意と感性が感じられました。
落ち着いた空間で素敵なサービス含め本当にごちそうさまでした。

広田 恭子

KYOKO HIROTA

ベジフルビューティーアドバイザー