雪道で転ばないために

2018.1.24

 
   
   
   
   

昨日からの大雪は、都心でなんと23センチを観測したとか。
帰宅に苦労された方が多かったことと思います。

 

今朝は晴れて気温が下がる上がったものの、路面凍結による転倒事故や車のスリップ事故が相次いだようです。
読売新聞のまとめでは午前9時現在、関東1都6県で雪の影響によるとみられる死者2名、怪我人719名とのことです。

 

大雪による路面凍結などの影響は、雪が降る止んでからも2、3日は続くとのこと。
特に日の当たらない坂道などはいつまでも雪が残り、凍結して滑りやすくなって怖いですね。

 

普段からバランストレーニングの必要性を唱え、それなりに鍛えている私たちでも、
いざ雪道に出ると、慣れていないのもあり、転ばないようにと相当な集中力が必要です。

ましてや筋力、バランスの弱っている高齢者にとって、雪道を歩くのはリスクが高く、避けたいものですが、どうしてもそこを通らないと目的地にたどり着けないこともありますよね。

 

そこで、雪道の転倒に関するいくつかのウェブサイトを参考にしながら、
転倒を防ぐための雪道の歩き方、気をつけることなどをまとめて見ました。

 

 

<転倒により骨折しやすい部位>

背骨(特に腰椎)、大腿骨頸部、橈骨遠位端(手首)、上腕骨近位部

これらの骨は海綿骨を多く含む、骨密度の低下の影響を受けやすく、外力に弱い部位でもあるため、骨折をしやすい部位です。
また、路面凍結により滑ると、つるっと勢いよく後ろに倒れて、背中から落ちたり激しく尻餅をつくことになります。
その結果、腰椎や大腿骨頚部骨折など、ひどい時には頭部を打ったりします。

 

 

<転倒を防ぐために気をつけること>

 

1遠回りになっても凍った道を歩かない

日陰のところは路面がいつまでも雪が残ったまま

車の出入りによって固められた場所は路面が滑りやすい

人が多く出入りするバス、タクシー乗り場、店の出入り口は滑りやすい

また、雪道は白くて凸凹がわかりにくかったり、雪の下が凍っていたりするので、よく見て注意しながら歩く必要がありますね。
雪はなくてもお店の出入り口のタイルが濡れていて滑りやすいことも。

 

2雪道の歩き方

歩幅を小さくし、そろそろと「ペンギン歩き」が良い
できるだけ揺れを小さくして

ツルツル路面では、重心をやや前にして、足の裏全体をまっすぐ上から地面につけるように歩く。
すねを垂直にするように。
重心を足の真ん中に持ってくるように。

普段のウオーキングで理想的な、母指球で蹴り出し踵からつくというような歩幅を大きく効率的な歩き方とは全く違いますが、確実に踏みしめてゆっくり歩くしかありません。

 

3服装、靴など
転倒した時の怪我を防ぐためには手袋、帽子、リュックが良い
荷物を持たないほうがバランスが取りやすい
万が一転倒して背中から転んだ時リュックが衝撃を和らげてくれるかもしれません
靴はゴム底のギザギザのもの摩擦の大きいもの

 

追加です!!
雪道の歩き方や危ない場所がイラスト、写真、動画で乗っているウェブサイトです。
参考にぜひ見て見てください!
札幌発!雪道を安全に、快適に歩くための総合情報サイト

 

まだ寒い日が続きます。
まだ地面の凍結が残っているかもしれませんね。
転倒しないように、十分気をつけてください!

濱口 由美子

YUMIKO HAMAGUCHI

株式会社スプリングスピラティス代表
トップインストラクター
ピラティス /ジャイロトニック/ 理学療法士