喘息児へのキッズエクササイズ指導

2018.8.05

 
   
   
   
   

先週開催された豊島区主催の喘息時水泳教室で、
今年も、その中の2日間、水泳指導の前の講座でキッズエクササイズ の講師を担当させていただきました。

朝からかんかん照りの暑い2日間でしたが、
元気な子供達と一緒に、約1時間弱の講座で楽しく充実した時間を過ごしました。

 

今年は2回目なので、去年の子供達の様子を思い出しながら、
動きをどのように伝えるとわかりやすいか考え、
エクササイズを10個に絞っていきました。

 

全てに動物の名前をつけて(ただしマーメイドとスーパーマンだけ例外)、
体幹のインナーマッスルを鍛えながら全身を伸ばすエクササイズ。
ピラティスを中心にバランストレーニングの要素がたくさん。
大人と体の作りや柔軟性も異なり、重心の位置も違ってくるので大人がやると結構難しいものもありますが、小学生のお子様を持つ年代の方なら一緒に楽しめそうです。

 

子供達にゾウさんの鼻がちょっと違うよなど、アドバイスもらいながら即興で描いた下手なイラストですが、
確かに、大人でもこんな風にイメージした方がわかりやすいかも。

喘息のお子様にインナーマッスルを鍛えることがなぜ必要かというと、
良い姿勢を保てることが今後の成長にとても大切だから。
姿勢を保つための深部の腹筋背筋と骨盤底筋は、横隔膜と一緒に体幹のインナーマッスル(コアの筋肉)として働きます。

 

コアの筋肉を鍛えるトレーニングを続けると、良い姿勢が保てるようになるので、
疲れにくい身体になり、
姿勢が良いと横隔膜の働きが自然に効率的になるので、呼吸機能もよくなります。
横隔膜が安定するから、肋骨が動きやすくなり、肺活量も増えますね。
カラダの仕組みシリーズで横隔膜のメカニズムを説明しているのでぜひチェックしてみてください。

 

全身を伸ばしながらコアを鍛える動きは、自律神経の働きも良くなるので免疫系にも効果があるので、気持ちよく伸びを感じてもらいながら、毎日少しずつ続けて欲しいです。

 

昨年作ったエクササイズのプリントを、壁に貼ってるんですよ、と言ってくださったお母様も!
今年はもっとわかりやすく作ってみたので、さらに多くの子どもたちに身に付けてもらえるといいなともいます。

 

また来年、みんなに会えるのが楽しみです!

濱口 由美子

YUMIKO HAMAGUCHI

株式会社スプリングスピラティス代表
トップインストラクター
ピラティス /ジャイロトニック/ 理学療法士