いつもと違う新年 〜ご両親の姿勢をリモートでチェック〜

2021.1.03

 
   
   
   
   

本日は仕事初め。
新年明けましておめでとうございます。
いつもと違う、静かな年末年始になりました。

 

昨年は本当に大変な1年でしたが、様々なことを考えるきっかけになった1年でもありました。
今まで当たり前にできたいたことが急にできなくなり、
今の状況に適応していくためにはどうしたら良いかと工夫を重ね、
新たな発見があるなど、結果としてプラスに変えることができたりもしました。

 

 

身体のことに関しても、改めて健康であることの大切さを実感された方も多いと思います。
外出制限のため体を動かす機会が減り、運動不足による健康不安を訴える方が増えたと言われていますが、多くの会員様とお話したところでは、
むしろ、あえて家からあまりでないからこそ家の中で身体を動かす工夫をしたり、
ウオーキングの習慣を作るきっかけになったという方が多いようです。
オンラインのレッスンもすっかり定着してきました。

 

 

スタジオではすでに多くの会員様がレッスンを再開されて、
感染防止に注意をしながら、プライベートのみですが、今までどおり通っていただいています。
今後の感染拡大の影響を考え、オンラインの併用、あるいは切り替えなど
フレキシブルに対応できるようにしています。

 

 

私のことになりますが、
実家の母親もオンラインレッスンを週1回続けてくれているので、
もう1年近く実家に帰っていませんが、顔を見て話せるので会っていない感じがしません。
母の方もむしろ心配をかけまいと頑張ってくれているのか、
思いの外効果が上がり、姿勢もバランスもよくなっています。

ところで、ラインやzoomなどでご両親と会話する方も多いと思います。
ほとんどが顔だけ見ての会話になりますよね。
実際に会うと横から姿勢を見て背中が丸まってきたことに気づいたりしますが、
オンラインだと正面からだけではわかりにくいですね。
少し画面から離れて椅子に座ったまま、横を向いてもらうと簡単にチェックできます。

 

この機会に、姿勢をチェックさせてもらうのも良いかも、と思い、
以下に、チェックのポイントを書いてみました。

 

 

普段座っているダイニングチェアなどに、足を少し開いて、まっすぐ前を見て座ってもらいましょう。

 

良い姿勢のポイントは、
1骨盤を垂直に立てて、坐骨で座る坐骨はお尻の椅子に当たる骨の部分)。
2仙骨、肋骨の一番丸くなっている部分、後頭部 この3つが縦ライン状にある。
3頭頂部を天井に向かって伸ばすとうなじが伸びる。
4目線は水平に。
5鎖骨を横に広げて、肩甲骨をリラックスして下ろす。

 

ただし、すでに円背になっている方は、
2の縦ラインに仙骨と肋骨の丸い部分が揃っていれば、頭がやや前で大丈夫です。
無理に顎を引くと首に筋肉に負担がかかってしまいます。

 

 

大事なのは、坐骨でちゃんと座っているか。
坐骨が立っていると、骨盤がニュートラルの良い位置になり、
その上に胸郭(肋骨の部分)が乗るので、自然に背を伸ばしやすく、内臓も良い位置になり、良い姿勢に
日常の姿勢と骨盤底筋の関係を「カラダの仕組みシリーズ」に投稿してあるので参考までに。

カラダの仕組みシリーズ vol.10 骨盤底筋群と日常姿勢との関係

 

 

体幹の筋力が徐々に弱くなると、重力の影響でいつの間にか姿勢が悪くなってしまいます。
生活が便利になって、階段や段差超えなど、身体の上下動をしなくなったり、
高いところのものを取るなど、腕をあげる動きをしなくなるのも原因の一つ。
しっかり腹筋や背筋、股関節周りの筋肉を使うようにしないとね!

 

 

姿勢悪いよ!というよりも、
こうしたらよくなるよ!とさりげなく教えてあげるとやってもらえるかも!
安心して対面で会える時まで、元気でいて欲しいですよね。

濱口 由美子

YUMIKO HAMAGUCHI

株式会社スプリングスピラティス代表
トップインストラクター
ピラティス /ジャイロトニック/ジャイロキネシス/理学療法士